86歳、やっとひとり ~ 母の「サ高住」ゆるやか一人暮らし ~

「何も起きないのが何より」の母のたよりと、「おひとりさまシニア予備軍」(=私と妹)の付かず離れずの日乗。

#9 ヒアリングのつづき


【ここまでの展開】

「最期は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母からついに号令が下った。2019GWに「ホーム見学ツアー」を決行すると言う。


「施設を見学に行くなら、ぜひ“食事の様子”を見るのがオススメ♪」
できれば一緒に“試食”させてもらうといいよ。」


入居者がどんな風に、どんな表情で食事をしているかを見ればその施設のおおよそが解るという。スタッフの目が行き届いているか。入居者同士楽しくお喋りしているか。仲間外れはいないか etc.


さすがはキャリアウーマンのマナカちゃん可愛いアニメ声でのレクチャーながらプレゼンのポイントは的確だ。そこで今度はこちらから質問してみる。


実は見学を考えている施設がいくつかあって、経営母体が
・地場に根差した”養老院系”
・”医療法人系”の新規事業展開
・新規参入/エステチェーン系(!)
と幅広いんだけど、どう思う?
やっぱり実績あるとこが安心な気もするけど。。。


うーん、それはあんまり気にしないで、「直感」を大事にした方がいいと思うよ。
古くからのところは、サービスも古かったりするし、新興勢力はその分新しいやり方で頑張ってたりするから~💗


そこで目から鱗が落ちた。


そうか、老人ホームも「住まい選び」「不動産選び」と同じだ。
実際に現地を見てみて、「こんなところに住みたいなあ」と思えるところ。「暮らしている自分(今回は母)が見える」そんな場所を選べばいい。そういうことなら、私も妹も不動産選びには自信がある。あとは「出逢い」に賭けるだけだ。



こうしてわが家の「ホーム見学ツアー」もイメージがぐっと固まった。


マナカちゃん、貴重なアドバイスをありがとう。彼女のお母様も、施設に染むにつれ安心したのか、表情も明るくなり、お仲間に囲まれ楽しそうに暮らしているという。


「安心して暮らせる場所」それが最大で唯一の条件。
そんな施設との出会いに向けて、わが家のプロジェクトはいよいよGWの「ホーム見学ツアー」に向けて帆を上げる。